Galapagos
http://www.parlettgames.uk/oricards/glapgos.html
David Parlettのオリジナルゲーム。ラミー、トリテ、大富豪を順番にプレイする、変わったゲームです。
プレイ人数
2人
カード構成
トランプデッキからジョーカーを抜いた52枚
♠ ♣ ♥ ♦ A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2
ゲームの目的
ラミー（Melds）、トリテ（Tricks）、大富豪（Play-off）のミニゲームをプレイして、相手より高い点数を獲得することです。
カードの強さ
すべてのミニゲームで、カードの強さは共通して
強い A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 弱い
になります。
例外：AはMeldsラウンドの点数計算の時、1として使うこともできます。
ゲームの準備
ディーラーが自分と相手に13枚の手札を配ります。残りのカードを山札にしてテーブルの中央に置き、一番上のカードをめくって公開します。それからMelds、Tricks、Play-offの順にミニゲームをプレイします。
Meldsラウンドの流れ
1. 手札の競り
次のTricksラウンドで使う手札を作るために、山札のカードをかけて競りを行います。競りの対象は中央の山札の一番上の公開カードか、その下の非公開のカードです。
現在の手札から同時にカードを1枚公開し、高いランクのカードを出した人がどちらかのカードを選べます。同じランクの場合は下のように処理します（上の方が優先度が高い）：
- 公開されたカードと同じスートが勝つ
- 公開されたカードと同じ色（♠ ♣ ♥ ♦）が勝つ
- 公開されたカードと同じparityが勝つ（♠と♥、♣と♦が同じparity）
例1：公開されたカードが♠Aで、♣5と♦5が出された場合、♠と同じ色の♣5が勝ちます。
例2：公開されたカードが♠10で、♥3と♦3が出された場合、♠と同じparityの♥3が勝ちます。
競りに勝った人が獲得するカードを選ぶと、負けた人はもう片方のカードを取ります。獲得したカードは次のTricksラウンドで使うので自分の前に山札として伏せておきます。非公開のカードを取る場合は相手に見せずに山札に加えます。
このような競りを中央の山札がなくなるまで繰り返します。
2. 点数計算
競りで獲得したカードの中に同じランクのsetか、同じスートの連番のsequenceがあると得点になります。どちらも3枚以上必要です。
- Set of three：同じランクが3枚、15点
例外：欠けてるスートをTricksラウンドの個人切り札として指定する場合は30点
- Set of four：同じランクが4枚、40点
例外：3のセットは60点、2のセットは80点
- Sequence of ...：3枚の連番は10点、4枚は20点、5枚以上は枚数×10点
AはA-2-3...、...Q-K-Aのどちらにも使えます。しかしK-A-2のようにはできません。
競りで最後のカードを獲得した人から得点を宣言します。カードを伏せてsetを「3枚のJ」や「4枚の5」のように宣言し、sequenceを「5枚のクラブ」や「10枚のスペード」のように宣言しますが、相手から要求された時には見せなければなりません。Meldsラウンドの得点が100点を超え、相手が超えなかった場合、ボーナス点100点がもらいます。
Tricksラウンドの流れ
Meldsラウンドで作った手札を使ってトリックテイキングのゲームをプレイします。切り札あり、マストフォローですが、個人切り札（personal trump）という変わったルールがあります。
1. 個人切り札の宣言
ラウンド開始時に両方のプレーヤーが自分専用の切り札スートを宣言します。どのスートを宣言しても、同じスートでも構いません。そのスートが個人切り札になります。個人切り札は自分だけが切り札として使えるスートのことです。
Meldsラウンドで中央の山札の一番下のカードを取った人が最初のリードを行います。
2. カードの出し方、勝負の判定
出し方は普通のマストフォローのルールです。勝負の判定は切り札の有無によって変わります。切り札は自分が宣言したスートのみ有効であることに注意してください。
判定の仕方をまとめると：
- どちらも切り札を出していなければ普通のマストフォローのトリテ
- どちらかが自分の切り札を出してたらランクに関係なくそのプレーヤーの勝ち
- 両方自分の切り札を出していたらランクが高い方が勝ち
- 相手の切り札スートを使った時は切り札ではない普通のスートとして処理
になります。下の例を見た方が分かりやすいかと思います。
例（プレーヤーAの個人切り札が♠、プレーヤーBの個人切り札が♥、Aがリード）：
- A ♦10 → B ♣K
両方とも切り札ではないため、マストフォローのルールでAが勝ちます。
- A ♦10 → B ♠J
♠はAの個人切り札なのでBが使った時は普通のスートになります。マストフォローのルールでAが勝ちます。
- A ♦10 → B ♥4
♥がBの切り札なので、ランクが低くてもBが勝ちます。
- A ♠7 → B ♥7
両方自分の切り札を出していますが、ランクが同じなのでAが勝ちます。
- A ♠7 → B ♥10
両方自分の切り札を出していますが、ランクが高いBが勝ちます。
3. 次のトリック
トリックに勝った人が次のトリックをリードし、手札がなくなるまでトリックを続けます。
4. 得点計算
勝ったトリックの数が奇数か偶数かによって得点が変わります。
奇数回：勝った回数×10点
偶数回：勝った回数×5点
例（13トリックの中、Aが7回、Bが6回勝った場合）：
- Aの得点：7×10 = 70点
- Bの得点：6×5 = 30点
Tricksラウンドの得点をMeldsラウンドの点数に足します。その時初めて得点が100点を超え、かつ相手が超えてなければボーナス点50点がもらえます。
Play-offラウンドの流れ
このラウンドではMeldsラウンドの競りに使った13枚のカードを手札にして大富豪のミニゲームをプレイします。Tricksラウンドの最後のトリックに勝ったプレーヤーからカードをプレイします。
1. リード
リードプレーヤーは手札から下の組み合わせをプレイしてリードします。
- 1枚以上の同じランクのset
- 3枚以上の連番（スートは同じでなくてもいい）のsequence
AはA-2-3...、...Q-K-Aのどちらにも使えます。しかしK-A-2のようにはできません（Meldsラウンドと同様）。
2. プレイ
相手プレーヤーはリードと同じ組み合わせのよりランクの高い組み合わせを出さなければなりません。片方のプレーヤーがパスするまでプレイを続けます。高い組み合わせを持っててもパスをすることは可能です。最後にプレイしたプレーヤーが勝ち、次のリードを行います。
3. 得点計算
どちらかのプレーヤーが手札をすべてプレイすると得点計算に移ります。相手の残り手札×10点を獲得します。Play-offラウンドの得点を今までの点数に足します。その時初めて得点が100点を超え、かつ相手が超えてなければボーナス点30点がもらえます。
ゲームの終了
どちらかのプレーヤーが1000点を超えるまでMeldsラウンドからPlay-offラウンドまでのゲームをすべてプレイします。終了時に敗者の点数によって勝者にゲーム点が与えられます。
- 1000点以上：ゲーム点1
- 750点以上~1000点未満：ゲーム点2
- 500点以上~750点未満：ゲーム点3
- 500点未満：ゲーム点4
バリアント
赤と黒のジョーカーを用意します。ゲーム開始時の手札が12枚になり、1枚ずつジョーカーを入れます。ジョーカーは好きな時にプレイすることができます。
- Meldsラウンドの競り：競りに必ず勝ちます。両方ジョーカーの場合、公開されたカードと同じ色のジョーカーが勝ちます。
- Meldsラウンドの得点計算：ジョーカーと競りで使ったカードを1枚交換することができます。
- Tricksラウンド：個人切り札のカードとして使えます。ランクは2より下です。
- Play-offラウンド：setを一枚増やす、sequenceではAより高いか2より低いランクのカードとして使えます。
David Parlettのオリジナルゲーム。ラミー、トリテ、大富豪を順番にプレイする、変わったゲームです。
プレイ人数
2人
カード構成
トランプデッキからジョーカーを抜いた52枚
♠ ♣ ♥ ♦ A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2
ゲームの目的
ラミー（Melds）、トリテ（Tricks）、大富豪（Play-off）のミニゲームをプレイして、相手より高い点数を獲得することです。
カードの強さ
すべてのミニゲームで、カードの強さは共通して
強い A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 弱い
になります。
例外：AはMeldsラウンドの点数計算の時、1として使うこともできます。
ゲームの準備
ディーラーが自分と相手に13枚の手札を配ります。残りのカードを山札にしてテーブルの中央に置き、一番上のカードをめくって公開します。それからMelds、Tricks、Play-offの順にミニゲームをプレイします。
Meldsラウンドの流れ
1. 手札の競り
次のTricksラウンドで使う手札を作るために、山札のカードをかけて競りを行います。競りの対象は中央の山札の一番上の公開カードか、その下の非公開のカードです。
現在の手札から同時にカードを1枚公開し、高いランクのカードを出した人がどちらかのカードを選べます。同じランクの場合は下のように処理します（上の方が優先度が高い）：
- 公開されたカードと同じスートが勝つ
- 公開されたカードと同じ色（♠ ♣ ♥ ♦）が勝つ
- 公開されたカードと同じparityが勝つ（♠と♥、♣と♦が同じparity）
例1：公開されたカードが♠Aで、♣5と♦5が出された場合、♠と同じ色の♣5が勝ちます。
例2：公開されたカードが♠10で、♥3と♦3が出された場合、♠と同じparityの♥3が勝ちます。
競りに勝った人が獲得するカードを選ぶと、負けた人はもう片方のカードを取ります。獲得したカードは次のTricksラウンドで使うので自分の前に山札として伏せておきます。非公開のカードを取る場合は相手に見せずに山札に加えます。
このような競りを中央の山札がなくなるまで繰り返します。
2. 点数計算
競りで獲得したカードの中に同じランクのsetか、同じスートの連番のsequenceがあると得点になります。どちらも3枚以上必要です。
- Set of three：同じランクが3枚、15点
例外：欠けてるスートをTricksラウンドの個人切り札として指定する場合は30点
- Set of four：同じランクが4枚、40点
例外：3のセットは60点、2のセットは80点
- Sequence of ...：3枚の連番は10点、4枚は20点、5枚以上は枚数×10点
AはA-2-3...、...Q-K-Aのどちらにも使えます。しかしK-A-2のようにはできません。
競りで最後のカードを獲得した人から得点を宣言します。カードを伏せてsetを「3枚のJ」や「4枚の5」のように宣言し、sequenceを「5枚のクラブ」や「10枚のスペード」のように宣言しますが、相手から要求された時には見せなければなりません。Meldsラウンドの得点が100点を超え、相手が超えなかった場合、ボーナス点100点がもらいます。
Tricksラウンドの流れ
Meldsラウンドで作った手札を使ってトリックテイキングのゲームをプレイします。切り札あり、マストフォローですが、個人切り札（personal trump）という変わったルールがあります。
1. 個人切り札の宣言
ラウンド開始時に両方のプレーヤーが自分専用の切り札スートを宣言します。どのスートを宣言しても、同じスートでも構いません。そのスートが個人切り札になります。個人切り札は自分だけが切り札として使えるスートのことです。
Meldsラウンドで中央の山札の一番下のカードを取った人が最初のリードを行います。
2. カードの出し方、勝負の判定
出し方は普通のマストフォローのルールです。勝負の判定は切り札の有無によって変わります。切り札は自分が宣言したスートのみ有効であることに注意してください。
判定の仕方をまとめると：
- どちらも切り札を出していなければ普通のマストフォローのトリテ
- どちらかが自分の切り札を出してたらランクに関係なくそのプレーヤーの勝ち
- 両方自分の切り札を出していたらランクが高い方が勝ち
- 相手の切り札スートを使った時は切り札ではない普通のスートとして処理
になります。下の例を見た方が分かりやすいかと思います。
例（プレーヤーAの個人切り札が♠、プレーヤーBの個人切り札が♥、Aがリード）：
- A ♦10 → B ♣K
両方とも切り札ではないため、マストフォローのルールでAが勝ちます。
- A ♦10 → B ♠J
♠はAの個人切り札なのでBが使った時は普通のスートになります。マストフォローのルールでAが勝ちます。
- A ♦10 → B ♥4
♥がBの切り札なので、ランクが低くてもBが勝ちます。
- A ♠7 → B ♥7
両方自分の切り札を出していますが、ランクが同じなのでAが勝ちます。
- A ♠7 → B ♥10
両方自分の切り札を出していますが、ランクが高いBが勝ちます。
3. 次のトリック
トリックに勝った人が次のトリックをリードし、手札がなくなるまでトリックを続けます。
4. 得点計算
勝ったトリックの数が奇数か偶数かによって得点が変わります。
奇数回：勝った回数×10点
偶数回：勝った回数×5点
例（13トリックの中、Aが7回、Bが6回勝った場合）：
- Aの得点：7×10 = 70点
- Bの得点：6×5 = 30点
Tricksラウンドの得点をMeldsラウンドの点数に足します。その時初めて得点が100点を超え、かつ相手が超えてなければボーナス点50点がもらえます。
Play-offラウンドの流れ
このラウンドではMeldsラウンドの競りに使った13枚のカードを手札にして大富豪のミニゲームをプレイします。Tricksラウンドの最後のトリックに勝ったプレーヤーからカードをプレイします。
1. リード
リードプレーヤーは手札から下の組み合わせをプレイしてリードします。
- 1枚以上の同じランクのset
- 3枚以上の連番（スートは同じでなくてもいい）のsequence
AはA-2-3...、...Q-K-Aのどちらにも使えます。しかしK-A-2のようにはできません（Meldsラウンドと同様）。
2. プレイ
相手プレーヤーはリードと同じ組み合わせのよりランクの高い組み合わせを出さなければなりません。片方のプレーヤーがパスするまでプレイを続けます。高い組み合わせを持っててもパスをすることは可能です。最後にプレイしたプレーヤーが勝ち、次のリードを行います。
3. 得点計算
どちらかのプレーヤーが手札をすべてプレイすると得点計算に移ります。相手の残り手札×10点を獲得します。Play-offラウンドの得点を今までの点数に足します。その時初めて得点が100点を超え、かつ相手が超えてなければボーナス点30点がもらえます。
ゲームの終了
どちらかのプレーヤーが1000点を超えるまでMeldsラウンドからPlay-offラウンドまでのゲームをすべてプレイします。終了時に敗者の点数によって勝者にゲーム点が与えられます。
- 1000点以上：ゲーム点1
- 750点以上~1000点未満：ゲーム点2
- 500点以上~750点未満：ゲーム点3
- 500点未満：ゲーム点4
バリアント
赤と黒のジョーカーを用意します。ゲーム開始時の手札が12枚になり、1枚ずつジョーカーを入れます。ジョーカーは好きな時にプレイすることができます。
- Meldsラウンドの競り：競りに必ず勝ちます。両方ジョーカーの場合、公開されたカードと同じ色のジョーカーが勝ちます。
- Meldsラウンドの得点計算：ジョーカーと競りで使ったカードを1枚交換することができます。
- Tricksラウンド：個人切り札のカードとして使えます。ランクは2より下です。
- Play-offラウンド：setを一枚増やす、sequenceではAより高いか2より低いランクのカードとして使えます。
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