Flashpoint

http://www.parlettgames.uk/oricards/flashpt.html
David Parlettのオリジナルゲーム。セットコレクション要素があるトリックテイキング。チェコのSedmaとオランダのKlaverjasからアイデアを借りたそうです。

プレイ人数
4人。チーム戦。対面に座ったプレーヤーがパートナーになります。

カード構成
各スートから2~6を抜いた32枚
♠ ♣    A  K  Q  J  10  9  8  7

カードの強さ
強い A  K  Q  J  10  9  8  7 弱い

ゲームの目的
どちらかのチームが100点に到達するまでラウンドを繰り返します。各ラウンドで8トリック行いますが、1トリック目と5トリック目の開始時に隣のプレーヤー(敵チーム)に手札を見せることでボーナス点をもらうことができます。

ラウンドの流れ
1. 手札を配る
ディーラーが各プレーヤーに8枚の手札を配り、8トリックを行います。ディーラーの左隣のプレーヤーがリードします。

2. リードの注文
自分のパートナーがリードを行う時に、「をリードして」や「10をリードしないで」などと注文することができます。注文はスートかランクのどちらかをリードする、しないように言葉でいいます。注文を達成できるにもかかわらず、他のリードを行う場合、即座に相手チームに15点が入ります。

3. Flashボーナス
1回目と5回目のトリックにカードを出す時、自分の手札を見せてボーナス点を得ることができます(詳細は下のFlashとSquare Flashを参照)。ボーナス点はゲームの終了時に使うので他の得点とは別に記録してください。

4. トリックにカードを出す
リードプレーヤーはどのカードを出してもいいです。時計回りにカードを出していきますが、すでに場に出ているスートを出すことはできません(マストノットフォロー)。カードを出せない場合はパスします。

5. トリックの判定
一番高いランクを出したプレーヤーがトリックを獲得します。しかし、トリックの中に同じランクのカードが2枚以上出てる場合は(ランクの強さとは関係なく)重複するカードを最後に出したプレーヤーがトリックを獲得します。

例1:J→J→Q→Jのトリックは最後のJを出したプレーヤーが勝ちます。
例2:7→7→7→AのトリックはAが7より強くても重複している7を最後に出したプレーヤーが勝ちます。
例3:9→K→K→9のトリックは9とKが重複するのですが、ランクの強さとは関係なしに、重複するカードを最後に出した9のプレーヤーが勝ちます。

6. 得点計算
獲得したトリックに以下の組み合わせが入っているとチームの得点になります。入ってない場合は相手のチームに10点入ります(damp squib)。最後のトリックは得点が倍になります(damp squibも)。
- One pair:1点、同じランクが2枚
  例:K-K
- Run of three:3点、3枚の連番
  例:10-J-Q
- Triplet:6点、同じランクが3枚
  例:8-8-8
- Pair-run:8点、One pairとRun of threeを同時に達成
  例:10-J-Q-Q
- Two pairs:10点、One pairが二組
  例:A-A-9-9
- Run of four:12点、4枚の連番
  例:8-9-10-J
- Quartet:16点、同じランクが4枚
  例:7-7-7-7

7. 次のトリックを開始
トリックに勝ったプレーヤーが次のトリックをリードします。そのプレーヤーの手札がもうない場合はパートナーがリードします。パートナーの手札も残っていない場合はトリックに勝ったプレーヤーの左隣のプレーヤーが次のトリックをリードします。(1ラウンドのトリックは8回より多くなる場合もある、要確認)

8. ラウンドの終了
ラウンド終了時にどちらかのチームの点数が100点を超えていればゲーム終了です。100点以上獲得したチームにのみ、別途記録したボーナス点が加算されます。最終得点が高いチームの勝利です。両チームが100点を超えている場合、ボーナス点で逆転が起きる可能性もあります。

次のラウンドでは現在のディーラーの左隣のプレーヤーがディーラーになります。

ボーナス
1. Flash
最初のトリックにカードを出す時、左隣のプレーヤーに自分の手札を見せることでボーナス点を獲得します(見せなくてもいいですが、ボーナス点は得られません)。

ボーナス点が得られる組み合わせは:
- Void flash:10点、どれかの一つのスートを1枚も持っていない
  例:♠A ♠Q ♣10 ♣8 ♣7 10(を持ってない)
- Twin flash:20点、各スートを2枚ずつ持っている
  例:♠A ♠Q ♣J ♣8 10
- Long flash:30点、スートに関係なく、Aから7までのカードをすべて持っている
  例:♠A K ♣Q ♣J 10 8 ♠7
- Four flash:40点、同じランクのカードを4枚持っている。
  例:♠A ♣A A ♠Q 10 8(見せるのはAの4枚だけでいい)

(補足)♠A ♣A A ♠K ♣K Kのような手札はTwin flashとFour flashの両方の条件を満たすのでボーナス点は20+40=60点になります。手札にが1枚もない場合はVoid flashを2回適用して20点のボーナス点がもらえます。(要確認)

2. Square Flash
5回目のトリック(手札が4枚の時はいつでも?)にカードを出す時、手札が4枚で各スートを1枚ずつ持っているなら、手札を左隣のプレーヤーに見せて10点のボーナス点を得ることができます。

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